きむらゆういち

小説 あらしのよるに

嵐の夜、仲間からはぐれて逃げ込んだ小屋で、オオカミのガブとヤギのメイは出会う。暗闇の中、二匹はお互いの姿を見ることもなく、夜通し語り合い、心を通 じ合わせる。

「嵐の夜に」の合言葉を決めて、翌日、会うことになった二匹だったが、白昼の下、自分たちが「食うものと食われるもの」であることを知る。

そ れでも魅かれ合うガブとメイだったが、天敵同士のオオカミとヤギの群れは二匹に非情な命令を下すのだった。三百万部のベストセラー絵本の著者が、新しいエ ピソード、異なる結末で描いた小説。

完全版 あらしのよるに (あらしのよるにシリーズ)完全版 あらしのよるに (あらしのよるにシリーズ)
きむら ゆういち あべ 弘士

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参考レビュー

今でも忘れられない

当時はまだ「まんげつのよるに」は出版されていなかったのですが、それでも心に残る、今でもその存在を忘れられない印象深い作品です。

そこで終わってしまうのも物語としてありなのですが、やっぱりこの二匹には幸せな終わり方をしてもらいたいと心のどこかで思っていたので、そういった意味も含めこの小説は幸せいっぱい、暖かさいっぱいのずっと大切にしていきたい作品の一つだと思います。

具体的な内容は覚えていないのですが、ただひとこと親友という言葉だけでは表せない深い思い…相手への信頼、愛情、それらが繋ぐ絶対的な絆。

私がこれの絵本版を読んだのは今から7年ほど前です。

当時の最終章「ふぶきのあした」の結末は二匹のそれぞれの行動と台詞に涙涙です。

二人はいつまでも一緒に

映画を見てからこの小説を読まれることをオススメします。改めて感動されること、間違いありません。お互いを思う気持ちが様々な試練を重ね、お互いを友情を超えた存在になって行くのが原作・映画での表現がより深く描かれています。

原作でも映画では描かれなかったシーンがありますが、その理由がわかるのでは・・・そして、原作にも、映画にも描かれなかった「エピローグ」これを読んだとき、衝撃を受けると共に涙が止まりませんでした。

それが遙か遠い未来のことでありますように・・・・・ 。

似たもの同士だけど正体がわからぬまま、再会を約束し、お互いの正体に気づくそんな奇妙な友情が、本物の友情へ・・・・しかし、周囲は二人の友情を決して許さない。そんな中での二人の苦悩・相手を思いやる気持ちが痛いほどにわかります。

小説では「メイ」が女の子っぽく書かれています。でも、二人はいつまでも一緒にいられるのだから幸せなんだと思います。