岡田奈子

フォルティッシモ (碧天NEXTジェネレーション)

透き通る感性、活き活きと弾む言葉、滑らかでクリアな文体―。若々しい才能のきらめきが溢れる、中学3年生作恋愛小説。

フォルティッシモ (碧天NEXTジェネレーション)フォルティッシモ (碧天NEXTジェネレーション)
岡田 奈子


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参考レビュー

凄いなぁ!

中学生なのに、観察力がしっかりとしていて、また、その表現力が素晴らしい。次の作品は、いつでしょうか?ウキウキ・ワクワクしますね。

驕る事もなく素直な、でも鋭い人を見る目。これは小説界にとって、宝の様な存在でしょう。

会ったことがないけれども、今後の成長が楽しみな作家・・・きっと心の美しい中学生なんだろうな。

少女から女性としての成長段階で、この作者の表現力は読み手を、各々の中学生時代に戻してしまうような心地よいリズム感と流れがある!これからの成長が楽しみ。

読んでいくうちに読んでいる自分が、そのストーリの中にいるような錯覚に陥ってしまう。

予想外

中学生といえば多感な年頃かと思いますが、作者の岡田奈子さんは執筆当時13歳なんですね!これにはビックリしました。

クラシック音楽とこの『フォルティッシモ』と共に、優雅な夜を過ごしてみては?

中学生、というか若い人が書く小説は、文章中にたくさん会話が出てきてるとか、喋り言葉で繋いでいるとか、そういうので成り立っているものが多かったように思うのですが、この本は私の予想を(いい意味で)裏切ってくれました!

会話ばかりかと思えば、案外会話は必要な部分にしかなかったりするし、喋り言葉で繋いでいるかと思えば、どちらかというと情景や感情の表現のほうが巧みに綴られていました。

ストーリーが進むにつれて、時間の経過や著者の成長も共に感じることができます。