尾町寅之助

青の地平線

海を渡る現代の「志士」たち。青春、夢、苦闘、恋の行方。地平線の先に見えたものは…。

青の地平線青の地平線
尾町 寅之助

世界と恋するおしごと―国際協力のトビラ 「国際協力」をやってみませんか?―仕事として、ボランティアで、普段の生活でも 世界で一番いのちの短い国―シエラレオネの国境なき医師団 (小学館文庫) 途上国の人々との話し方―国際協力メタファシリテーションの手法 ジャグラー算数教師のネパール奮闘記―青年海外協力隊員になってよかった!

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参考レビュー

新しい自分を発見したい人へ

この本を読むと、新しい自分を発見できる気がします。世界に興味はあるが、そんなの自分とは無縁。

現代社会には、自分の存在価値が見出せない人々が大勢いるような気がする。自分の思考転換しだいで何事も実現できることを、この本は教えてくれました。

自分を変えたいが、どうすれば良いのか分からない。そんなことを思っている人に是非ともお勧めしたい本です。

登場する主人公達によって、青年海外協力隊というキャリアへの道、活動のやりがい、その後の人生について様々な視点が描かれ、彼らの葛藤の中にある成長が、とても魅力的です。

短編集なので、あっという間に読め、一つ一つのストーリーがどこかでつながっていて構成も面白い!気付いたらハマっしまい、あっという間に読み切ってしまいました!

これから、人生に迷った時、何かに勇気が出せない時にも、この本を参考にしたいです。

壮年世代にとっての衝撃の書!

フィクションとは銘打っているものの、読者は恋愛が仕事に及ぼす影響といった点でもぐっとくるはずだ。もちろん、海外協力やその担い手組織の動態については、一般の読者は頭でイメージするのが精一杯かもしれない。

まさに「組織は人」なのである。

時にはすんなりと時には苦しく心の中に入ってくるような思いで一気に読み進めるに違いない。

仮に、中途半端に心の中で「一匹狼」を自負している読者であれば、現に所属している組織と今まで真剣に向き合ってこなかった甘さを突きつけられること間違いなしである。

そして、ベストセラーとなる予感さえする。

一方で組織における自分の立ち位置はどこにあるのか、愚痴ばかりではなく、ありがたい面も恵まれた面も実は山ほどあるのではないか、そして自分にこれからできることは・・・など読者はいろいろと考えさせられはずである。

組織を構成するのは人間であり、その人間は男女から成るがゆえに、異性に対する想いが生じるのは回避できない。しかし、たとえば組織管理・人事管理の記述などは人事組織論をめぐる一級の資料文献の価値さえ漂わせている。

読了後も興奮が冷め止まない力作である。

たとえ属する組織や今までの経験が全く違う読者であっても、とくに壮年世代(さらにいえばとくに男性)であれば、筆者の一文一文が身に染みてくるはずである。

しかし、仕事上のポジションや社会的地位もある・・・・・・年齢も絡み、バランスという言葉では片付けられない、そこらあたりの人生の「難しさ」しかし同時に「希望」が見事に活写されている。

協力隊員の心情、商事会社における組織管理や人事管理、主人公研二の組織目的を追求する志や情熱、活動の原動力としての恋愛、さらには部下など人とのつながり・・・・・・。