小路幸也

スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン

東京、下町の老舗古本屋「東京バンドワゴン」。営む堀田家は今は珍しい三世代の大家族。今回もご近所さんともども、ナゾの事件に巻き込まれる。ある朝、高 価本だけが並べ替えられていた。誰が何のために?首をかしげる堀田家の面々。

さらに買い取った本の見返しに「ほったこんひとごろし」と何とも物騒なメッ セージが発見され…。さて今回も「万事解決」となるか?ホームドラマ小説の決定版、東京バンドワゴンシリーズ第3弾。

スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン (集英社文庫)スタンド・バイ・ミー 東京バンドワゴン (集英社文庫)
小路幸也

シー・ラブズ・ユー 東京バンドワゴン (集英社文庫) マイ・ブルー・ヘブン 東京バンドワゴン (集英社文庫) オール・マイ・ラビング 東京バンドワゴン (集英社文庫) オブ・ラ・ディ オブ・ラ・ダ 東京バンドワゴン (集英社文庫) レディ・マドンナ 東京バンドワゴン (集英社文庫)

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参考レビュー

まるで自分も街の住人になるような

今までちょこっと顔出ししてきた脇役の皆さんにも思いがけないスポットライトが当たってさらに堀田家に騒動を巻き起こしていくのです。

我南人は誰が演じるのがいいだろうとか、すずみさんを演じるのはこの女優さんかなとか一人で勝手に脳内キャスティングを楽しみながら、今日もまたバンドワゴンにお邪魔するのです。

紺が思ったより前に出てきて、すごく映えていましたね。

そんないつでもたくさんのLOVEに包まれた下町に自分も住んでみたい。

むしろ今まで出てきたあの人もこの人も、全員で関わって欲しいくらい。当然のごとく登場人物はますます増えていくのですが、そこは一人ひとりがちゃんと個性際立っているキャラクターなので誰かを何処かで見失うことはありません。

紺もそうですが、全編にわたって我南人や青、そして藤島さんが何とも素晴らしい。今回は今まで以上に男性陣が活躍したような「東京バンドワゴン」でした。

まずは作者に有難う

日本の家族の本当に良い面がかもし出されて、ついつい微笑んでしまうに違いない。このシリーズも3作目で、もういくら登場人物が多くても戸惑うことはなくなった。

是非TV化していただいて、今の殺伐としたドラマを蹴散らしてほしいと願う。

みんなそれぞれ泣き笑いのある物語で、読み終えた後味も非常に良く、次の物語が待ち遠しい限りだ。まるでサザエさん一家のようで、チビまるこちゃん一家か。

今回もいろんな出来事がある中、またまた家族も増えてきました。昔の寺内貫太郎一家もついつい思い出してしまう。